30年経って

sevenseven
2012年11月14日
29,673
私には12年になる恋人がいます。
名前は奈津子。
大学の同級生です。
私は2浪なので2歳年下です。
最近は私が60を過ぎたせいか、体の関係はないです。
今では、最高の親友だと思っています。
40年以上も前の話です。
大学入学時のオリエンテーションの時に奈津子は私の隣に座っていました。
お互い大学で初めて話をした間柄です。
学科、ゼミも同じですぐに仲良くなりました。
背が高く、スリムでセミロングのヘアー、綺麗な長い脚が印象的でした。
くるっとした黒い瞳の切れ目、色が白く美人タイプだと思う。
性格は、はっきり言って男。
気が強く、生意気です。
奈津子に複数の男性が交際を申し込んでいるという噂を聞き、私も思い切って交際を申し込んだ。
初めは他の男性と同様、奈津子はあまり乗って来なかった。
6月のある夜、外は雨が降っていたのを今でも覚えています。
私のアパートのドアがノックされた。
ドアを開けると、奈津子がひとり立っていた。
「どうした・・・?」
「のどが渇いたわ! 何か飲ませてよ。」と部屋に入って来た。
奈津子が部屋に入ると、風呂を済ませたのかシャンプーの香りが漂った。
私はもう1度、どうしたとたずねた。
「・・・・・、今晩泊めて!」
「えっ! 泊めてって・・・?」
「交際・・・、○○君に決めたわ!」
奈津子は3月生まれで18歳になったばかりの女性の言葉とは思えなかった。
「俺は当然大歓迎だけど、泊るっていう意味分かってるのか?」
奈津子はコーラを飲みながら首を縦に振った。
男性はこういう突然の出来事は苦手だ。
ふたりベッドにもたれ、何もしゃべらずFMラジオを聞いていた。
ジェットストリームが始まった。
奈津子はもう寝ようよと言うと、立ちあがった。
突然、着ていたブルーのワンピースを脱ぐと下着姿でベッドにもぐりこんだ。
「電気消して!」
私は電気を消し、下着姿で奈津子の横に寝転んだ。
初めての長いディープキス。ふたり下着を取り、全裸で抱き合った。
小ぶりだが容のいい乳房を口に含むと、奈津子は小さなあえぎを上げた。
私は時間をかけ奈津子の全身を愛撫した。
不覚にも私は奈津子を愛撫しながら寝てしまったようだ。
目が覚めると奈津子はいなく、コタツの台の上に『バカ!』と書かれたレポート用紙が置かれていた。
私はとんでもないことをしたと思った。
処女が覚悟を決め、男の所に泊りに来た勇気を私は台無しにしたと思った。
すぐに大学に行った。
奈津子は私とは目も合わさず、私が近づくと席を立った。
お互い恋人も出来、ふたりはあの夜のことは何もなかったかのように元の友達関係に戻っていた。
そしてふたり大学を卒業し、結婚もした。
近況などの連絡は取っていたが、卒業後会ったのは2度ほどだ。
12年前、毎年行っているクラス会に奈津子が初めて参加した。
25年ぶりだと思う。
私50歳、奈津子48歳。
美人は歳を取っても美人という言葉があてはまるほどいい女になっていた。
「○○君、久しぶり。元気だった?」
「相変わらず綺麗だなあ。」
「また、調子のいいこと言って。ほんと変わらないね!」
色んな話をしたが、あの夜の話は出なかった。
私は最後に1度ふたりで会わないかと誘った。
3月の快晴の休日ふたりドライブを楽しんだ。
線路沿いを走っている時、特急列車が私たちを追い抜いた。
「何処行きかな?」と奈津子は言った。
隠れて鉄ちゃんの私はすぐに○○温泉行きだと答えた。
「へえー、○○温泉か!行きたいわねえ。」
「奈津子・・・、ふたりで行こうよ。」
「何、言ってんの!調子いいわねえ。それは不倫よ。」
「この歳になって・・・、何があるいうの。」
「・・・・・、そうねえ。」
2ヶ月後、ふたりは新緑の○○温泉にいた。
旅館では誰もが私たちのことを夫婦だと思っただろう。
ふたり布団を並べ寝ころんだ。
川の流れる音が聞こえ、月明かりが部屋に射しこんでいた。
「奈津子・・・、そっちに行っていいか?」
奈津子は何も答えなかった。
私は奈津子の布団に潜り、奈津子を見つめた。
奈津子も私の顔を見つめている。
30年ぶりのディープキス。
私は奈津子の浴衣の襟元を大きく開いた。
ブラジャーはなく、あの時の容のいい乳房が現れた。
乳房を愛撫、帯を解くと浴衣をめくった。
そして、全身愛撫。
下着を取り挿入。
ウッという小さな吐息が聞こえた。
奈津子の両腕が私の背中を力強く抱きしめた。
私は突きに突いた。
「ああああーーー、ああああーーー。」
バックに体位を変えた時、自ら腰を前後させた。
「あーーー、あーーー、気持ちいいーーー、気持ちいいーーー。」
奈津子は騎上位の時、膝を立て上下に腰を振った。
「ウウウーーー、気持いいーーー、ああああーーー、いく、いくーーー。」
この夜は2回。
朝2回愛し合った。
「あなたの考えていたことなんて、初めから分かっていたわ。でも・・・、でも私も望んでいたことだから・・・。いいの。」
それから年2回ほどの密会と年1回の温泉旅行を8年間続けた。
女性との親友関係はやはりからだの関係があって初めて成立するものだと私は思っています。